研究・開発

R&D方法論

Future Food の専門コンサルティング部門は、デザイン思考を基礎としたユーザー中心主義に焦点を当てています。このチームは、イノベーションスプリントと調査を通じ、持続可能な食糧システムに向けた破壊的なアイデア、製品、ビジネス、マーケティング戦略を促進し、重要な洞察力を生み出しています。 

1. Benchmarking

ベンチマークの実施

ベンチマーキングは、イノベーションを起こすために必要な最初のステップです。市場の特定の分野を分析し、潜在的なニーズを把握するものです。このステップは、社内の1〜2人のチームメンバーで行われ、プロジェクトの今後の取り組みの指針になります。ベンチマークの最初のステップは、プロジェクトに適用される既存ブランドや革新的な分野を含む、関連するリサーチアウトを選択することです。プロジェクトに適用可能な製品が特定されたら、カタログ化し、クラスター化することで、現在のトレンドやイノベーションの可能性を明らかにする必要があります。数多くの製品がマッピングされる中で、洞察を発見し、浮き彫りにすることは、ニーズファインディングの革新的なルートを確立するために非常に重要な内部情報です。

2. Needfinding

ニーズファインディング

ニーズファインディングでは、プロジェクトの範囲内にある好機を発見することを目的としています。私たちのチームは、洞察を元にして、シグナルやトレンドを分析し、私たちの挑戦とターゲットに共感し、ライフスタイルにマッチしたインタビュー参加者を募集しています。このプロセスは、プロジェクトの目標を深く理解し、解決策を設計するために非常に重要です。

3. Ideation

アイディエーション

この段階は、私たちの人間や地球を中心としたエコシステムの価値を見出す場です。私たちは、さまざまなツールやテクニック、フォーマットを使って、クライアントやエンドユーザー、エコシステムの専門家たちとアイデア出しのセッションを進めています。これらのアイデアは、ムーンショット・イノベーション、新製品開発、企業や ポートフォリオの全体的な戦略に関する機会予測に分類されています。

4. Prototyping

プロトタイピング

このプロセスでは、ターゲットとなる消費者に具体的な体験を提供し、市場にとって理想的な製品について建設的なフィードバックを受けることを目的としています。リサーチチームは、ニーズファインディングで明らかになったことを形にする為に、料理チームとミーティングを行います。そして、この情報をもとに、料理チームは商品のコンセプトという形で、プロジェクトのニーズや栄養面をどのように最善を尽くせるか、ブレインストーミングを開始します。製品コンセプトが絞られたら、必要な材料を調達し、プレプロトタイプを作成します。内部テストを経て、プレプロトタイプは正式なプロトタイプとして外部テストに臨みます。

5. Testing

テスティング

テストをすることで、どこを見直すべきか、どこを固めるべきかを理解し、設計指針に反映させることができるのです。その準備として、当社のネットワークを通じて参加者をスカウトし、オンラインでテイスティングの募集と日程を調整します。NDA(機密保持契約)を締結した上で、インタビューの内容を作成します。オンラインテストなので、場所の節制等は受けません。また私たちは、より多くの人々にアクセスし、主要都市のターゲットグループだけに頼らない、多様な知見を引き出すことができます。テイスティングはすべて、Zoomビデオ録画、メモ書き、写真で記録されています。また、参加者が自ら商品パッケージをデザインする「共創セッション」も実施しています。これらの知見は、パートナー企業にも提供されます。さらに、企業パートナーは、このような共創セッションを通じて、デザイン思考やラピッド・イノベーションのアプローチで社内の課題を解決することができます。

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